加齢に伴う顔のたるみやシワは、女性の大きな悩みです。エステサロンへ通うのも、こうしたアンチエイジングに効果的な美容法でしょう。一方美容鍼灸は、エステのように肌の表面をケアするのではなく、体の内側から整えることで健康と美しさを惹きだす美容法なのです。エステよりも効果が長く続くと注目されています。ここでは美容鍼灸について、そしてその施術の注意点をまとめました。
美容鍼灸とは?
美容鍼灸は、直接顔に鍼を刺して施術します。美容を目的として、体の内部から美しさを実現するための鍼灸治療です。
東洋医学的な視点からの考えでは、美しさというのは体の健康なくして実現できない、というものがあります。美しい皮膚の組織は、体が健康だからこそ実現するという考えです。その点が、表面だけの美しさを求めるエステのような西洋医学的な考え方と異なる点です。
同時に、精神的の安定も大切であり、気持ちを左右する自律神経機能の変化にも美しい肌はとても敏感に反応する組織だといえます。
そのため施術を受けるときは、心がリラックスできる居心地のサロンで、美容鍼灸治療を受けることが大切になってくるのです。
心身の健康を実現し美容効果をはかる
美容鍼灸は、施術することで体の内側から健康状態を良くし、その結果皮膚を健全な状態にし、美容効果をはかります。
美容鍼灸で美容を実現するのは、短期間では効果が出にくいものですが、持続効果が望めるでしょう。近年他国でも、外科的な治療による美容方法以外で美容鍼灸治療による美容効果が注目され、健康意識が向上し、美容の目的で鍼灸治療が高評価されています。
ハリのある肌を実現
肌のたるみやシワは、実年齢よりも、老けてみられがちです。しかし美容鍼灸は、お肌のアンチエイジングに効果的で、若い時のハリのある肌を、実現させてくれる施術です。
- 組織
- 細胞
- 血管やリンパの流れ
- 神経 など
上記の部分を刺激して、体の内側に働きかけ、お肌を改善します。また、
- 胃や腸の改善
- 肩こり
- 足のむくみ など
上記のような体の不調を整えながら、肌本来が持つ機能を活性化させ、肌の老化防止と改善へ導きます。
持続的な効果が期待できる
美容鍼灸の施術は、肌本来の力を惹きだす美容法なので即効性はありませんが、維持・持続的な効果に期待できるのです。
- 脳を活性化で細胞分裂を活性化
- 血流やリンパの促進
- コラーゲンやヒアロルン酸の生成
- 筋肉の引き上げハリを持たせる
美容鍼灸を施術することで、こうした作用を体が受け取ります。その結果、持続的にその効果に期待できます。
美容鍼灸の施術に関する注意点
体の内側から整えることで、本来の美しさを惹きだす美容鍼灸は、顔に鍼を刺す施術です。しかし跡が残る心配はありません。
しかしながら、施術にあたりいくつか注意する点があります。下記のような点に注意して施術を受けるようにしましょう。
施術中は動かない
施術に使用する鍼は、一般的には1.5cmと、3cmの2種類です。太さは3cmの鍼で0.18mm、1.5cmのもので0.14cmです。この鍼を顔の肌、2~3mmの深さに刺します。
肌は表面から表皮、真皮、皮下組織の3層からなっています。美容鍼灸では、皮下組織に達する程度まで鍼を刺すので、施術中は動かないでください。
動いてしまうと鍼がもっと奥まで刺さってしまったり、曲がってしまったりする場合があります。
施術後内出血の可能性はゼロではない
鍼の跡が残らないか、という質問がよくありますが、美容鍼灸では鍼の跡が残ることはありません。仮に傷がついても、数日で治ってしまいます。
ただし皮下組織まで鍼を刺すので、内出血する方も中にはいらっしゃいます。しかし美容鍼灸の鍼の先は特別な加工がされていて、血管を避けるように鍼を刺すことが可能なのです。そのためもし内出血があったとしても、その傷はとても小さく、短期間で回復してしまいます。
長湯はしない
美容鍼灸は先にも解説したように、血行やリンパの流れを促します。そのため半身浴など、長湯はさけ、湯船につかる時間も短めにしましょう。
長湯するとさらに血行が促されてしまい、鍼を刺したところにかゆみが出る場合があります。また洗顔も強く擦りすぎないように気を付けてください。
水分を多めにとる
美容鍼灸は施術を受けた後、血行が良くなり体の中の老廃物が排出されやすくなります。その効果を促すためにも、いつもより多めに水を飲むようにしてください。
また施術直後は、数日間は飲酒を控えましょう。理由は飲酒により血行が良くなりすぎて、かゆみが出る可能性があるからです。
軽めのメイクにする
施術後のメイクについてですが、施術後はできるだけ肌への刺激を避けたいので、刺激のない化粧品を使い軽めのメイクにしておきましょう。
メイクで刺激を与えてしまうと、場合によってはかゆみがでたり赤くなったりする場合があります。
美容鍼灸の際にはセルフケアを併せてしよう!
通常のエステよりも効果に持続性のある美容鍼灸ですが、日頃のスキンケアはもちろん、自分でできる簡単な顔の運動やツボ押しをマスターして、自宅でセルフケアするとより効果が長持ちします。
自分でできる簡単なあいうえお体操
口を大きく動かして、「あ・い・う・え・お」と、発音しながら表情筋を動かします。とくに「い」と「え」は、口角を引き上げて発音するようすると、効果的です。
ツボを押してたるみを予防
顔のたるみやほうれい線は、とくに気になるエイジングサインです。美容鍼灸施術後のセルフケアにおすすめのツボ押しは、頬骨の中心に位置している部分のツボを、両手の親指で引き揚げるように押します。
まとめ
美容鍼灸は、肌本来が持つ美しさを取り戻す美容法です。肌に鍼を刺しますが、跡が残ることはありません。施術の注意事項を守り、術後のセルフケアでより長くその効果を実感してください。
「HariBous湘南 大磯(たかはし治療院)」は、ハリウッド式美容鍼灸、美容整体、美顔矯正を融合した、治療系美容鍼灸サロンです。湘南の大磯の静かな住宅街で、至福の時間を提供しています。美容鍼灸についてのご相談は、お気軽にお問い合わせください。