鍼灸治療が効果的である婦人科疾患の種類と特徴について!詳しく解説

鍼灸治療が効果的である婦人科疾患の種類と特徴について!詳しく解説

婦人科疾患と呼ばれる、女性特有の疾患が存在します。どれも体調面だけでなく精神面に対しても影響してしまうため、お悩みの方も多いでしょう。それらの改善に鍼灸治療が効果的であることをご存知でしょうか?そこで今回は、鍼灸治療が効果的である婦人科疾患の種類と特徴についてご紹介いたします。

婦人科疾患:不妊症

不妊症というのは、異年以上性交渉をおこなって妊娠を望んでいるにも関わらず成立していない場合に該当する疾患です。妊娠と出産を望まれる方にとっては、なかなかそれが実現しないことに焦りを覚えることもあるでしょう。とくに年齢を重ねていくにつれてさまざまなリスクも高くなるため、早期妊娠はたしかに望ましいことです。

気になる原因ですが、以下が挙げられます。

両方の場合

男女どちらにも言える原因としては、加齢による影響が考えられます。徐々に妊娠をしたりさせたりする力が弱まっていってしまうのです。女性の場合には30代が一つの目安となり、35歳をすぎるとより低下します。男性の場合には35歳を目安に精子の質が下がっていくことで妊娠に繋がりにくくなってしまいます。

女性側の場合

女性側のみで考えられる原因としては複数挙げられます。まずは排卵因子です。妊娠をするためには排卵が必須です。通常は生理の約2週間前のタイミングで排卵が起きるのですが、極端な月経不順などですと、その排卵が起きなくなってしまいます。その他にも、受精した卵子が戻る際に使用する卵管が炎症などによって詰まってしまうことで起きる卵管因子や、子宮の入り口を制御している子宮頸管が精子の侵入に適していない状態になってしまう、頸管因子などもあります。

男性側の場合

男性でのみ考えられる原因としては、造精機能障害がまず挙げられます。精子の数が少なかったり、なかったりする状態のことです。精路通過障害という、精子が作られてから射精する際に通過する経路において詰まりが発生することで、射精できないというものもあります。

婦人科疾患:更年期障害

更年期障害というのは、40歳を過ぎた男女に発生する可能性のある疾患です。40歳を境に、男女それぞれで性ホルモンの分泌量が減ってしまうことに起因しています。性別に関係なく発症するものではありますが、婦人科疾患の一部と言ってもいいでしょう。女性の場合ですと、エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンの分泌量が急激に減少するのが、閉経の10年ほど前の40歳のタイミングとなります。

更年期障害になると何が起こるかといいますと、自律神経失調症のような症状が見受けられるようになります。具体的には以下のような症状です。

  • のぼせや火照りが出る
  • 脈拍が速くなる
  • 動悸や息切れがする
  • 異常なほどの発汗
  • 血圧が上下に変化しやすくなる
  • 耳鳴りがする
  • 頭痛やめまいがする

当初は発症したことに気が付かない方も多いものです。曖昧な症状がじわじわと感じられるようになるため、なにかきっかけがない限りは単なる不調で済ませてしまうことでしょう。40歳を超えている方であれば、更年期障害による症状である可能性が高いため、頭の片隅に入れておくといいのではないでしょうか。

婦人科疾患:生理不順

生理不順というのは、生理の周期が正常ではない状態のことです。通常の生理というのは個人差もありますので固定されているわけではないものの、25〜38日のいずれかのタイミングで訪れるものとなっています。そこから前後6日以内のズレに関しては、異常値ではないため心配する必要はないでしょう。生理が来なかったり、周期が不定期、周期に乱れがあったりするという場合には生理不順に該当します。

原因として考えられるのは、ストレスや疲れ、ダイエット等が挙げられます。普段の生活においてストレスはどうしても避けようがないでしょう。毎日少しずつ蓄積されていくことで、ある一定以上のストレスを感じたタイミングで症状が出始めてしまいます。ストレス耐性は人それぞれですし、実際に生理不順がストレスによっておきてしまっているのか判断するのはとても難しいのです。できるだけ普段からストレスを発散することが予防や改善につながるでしょう。

婦人科疾患:子宮内膜症

子宮の内側には子宮内膜というものがあるのですが、これに似たものが卵巣や卵管など、子宮の内腔以外の場所にできてしまう疾患のことです。子宮内膜は女性ホルモンの影響を受けて増殖し、生理のときには出血をします。子宮内膜症もそれと同様ですが、異なるのは出血したちを排出できないという点です。溜まってしまった血液が炎症を起こしてしまったり、他の組織と癒着したりしてしまうというのが問題でしょう。

とくに問題なのが、卵巣にできる子宮内膜症です。卵巣に子宮内膜症がおきると、溜まった血液がチョコレートのような色をして膨らんでいきます。これを「卵巣チョコレート嚢胞(のうほう)」というのですが、確率は低いものの卵巣がんの原因になってしまうのです。早ければ10代後半から発症し、20〜40代に関して主に見受けられる疾患となります。

子宮内膜症が発症すると、自覚症状としては痛みの発生が挙げられます。生理のときの痛みが強くなったり、それ以外にも腹痛や腰痛などを感じたりするようになるでしょう。また、卵巣チョコレート嚢胞になることで、不妊の原因にもなります。

まとめ

鍼灸治療によって、今回ご紹介した婦人科疾患の症状の緩和や解消が可能です。個人差はありますが、まずはその効果を実感してみてください。「HariBous湘南 大磯(たかはし治療院)」では、美容鍼灸をメニューとしてご用意しております。美と健康のどちらもバランス良く整える効果にも期待ができますので、まずはお気軽にお試しください。